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マイカブ・ヒストリー

カブは広く知られているのでご存知だと思います。何十年もデザインが変わらないホンダの名車で、頑丈で何万キロも走れることで有名です。私の使っているのはリトルカブといって、普通のカブよりも車輪が小さくで丸っこいデザインをしたものです。ホンダのカブについての詳しい情報はこちら

私がカブに乗り始めたのは2000年の6月です。当時浪人中だった私は、片道15キロの予備校への道のりを毎日自転車で通ってまして、それはつらいだろうと父親がベージュのリトルカブを買ってくれました。当時はまだ50ccで、使用も通学のみでした。それでも2000年は約6000km走りました。

翌年(2001年)はなんとか大学に合格し、めでたく上京しましたが、カブは通学以外にほとんど使いませんでした。50ccでしたし、あまりそれで旅行する気にもなれなかったのはありますが、入学したてで忙しかったのと、カブで旅行するという発想自体がなかったといったほうが適切でしょう。転機が訪れたのは夏で、旧友と車で犬吠崎へ行ったあとに帰省したことです。東京から犬吠崎へ行こうと決めたのが夕方で、ついたときにはもう暗く、怪しげな電話ボックスで写真を撮ったりと馬鹿なことを楽しんでました。そしてアクアラインを通って帰ってきたのですが、我が家に着いたのは当然深夜でした。翌朝未明に高速道路を爆走して高知まで帰ったのですが、今でも馬鹿な行為だったと思います。犬吠崎に夕方から行こうなんてね。そのときに馬鹿の味を覚えてしまったんでしょう。そんなわけで犬吠崎はメモリアルスポットです。

私はお金がないので車なんて買えないし大きいバイクすら買えません。だから必然的にカブしかありませんでした。しかし50ccで行くのは不安なので(警察とか)、二輪免許を取ることにしました。お金と時間の関係で小型二輪限定免許を取りました(後に限定解除)。それが2001年の秋であり、バイクのボアアップ(90cc)が完了したのが2002年の1月です。結局2001年は1000km程度しか走ってませんね。

ボアアップ後、テストツーリングで観音崎まで行ったことがありましたが、当時はまだ記録を残していないのでわずかな記憶しかありません。記録を残しているのは3月の「無謀への挑戦」からです。当時はまだテントもなかったので、旧友の待つ京都まで不眠です。この旅行をやり遂げたことで自信がつき、以後さらにハードなツーリングにも挑戦していくことになりました。そして今に至っています。

カブツアーのいろは

私はお金がないというただそれだけの理由で、ロングツーリングにはテントを使用します。一番上の写真はツーリングバージョンですが、普段は前カゴをつけており、後ろのトランクははずしています。ロングツーリング時は写真のように、前にテント、ベトナムキャリアの上にタンクバッグ、そしてトランクというのが標準装備です。ガソリンの予備携行缶も持っていきます。テントやトランクなどの初期投資はかなりかかりましたが、今ではかなり使用したので償却は終わったでしょう。

カブで旅行するメリットですが、なんといっても全てが安く済むことです。有料道路は安く、ほとんどは数十円。フェリーなども他より数割安い。燃費もいいのでガソリン代もかからない。私の場合はテントなので、宿泊費もゼロ。それは有料であるキャンプ場ではなく、道の駅の隅っことかで寝るからです(写真、秋田県道の駅おがち)。おまけに小さいからどんな場所でも駐車できる。観光地などに行ったときは、駐車料金とかよくとられますからね、その点カブだと大丈夫なわけです。

反対にデメリットも当然あって、何よりもスピードが出ないのと125cc以下通行禁止の道路には入れないことです。私のカブはスピードは60kmしかでません。がんばれば65ぐらい出ますが、エンジン痛めるようで嫌なので。またパワーがないので坂道でスピードがダウンするのも悩みの種です。道路のほうは、高速はともかく下の道でも大きなバイパスとかは入れないことがあるので、迂回しなければならず、面倒なことがよくあります。とはいえ、普通の道であれば気持ちよく走れるので、そんなに不便はしていません。

よく旅先で「そんな小さなバイクでよく来たね!」と驚かれますが、私はバイクの大きさに多少違いがあるくらいで、それがツーリングの楽しさに影響を及ぼすようなものではないと思っています。スピードに気持ちよさを感じる人には確かに不向きですが、その土地を感じながらゆっくりと走る分には問題ないですね。

カブ以外での旅行

お金がかからないから、とカブでばかり旅行に行っているように思えるかもしれませんが、そうではありません。 私はツーリングが趣味というよりは、旅行全体が趣味です。なので4輪であろうが2輪であろうが電車であろうが旅行は大好きです。そもそも旅行というのは日常からの脱却であり、新鮮な空気を吸うことによりマンネリになりがちな普段の生活にエネルギーを与えてくれるものです。 だから旅行する。ただ、今はその手段としてカブを使うことが多いだけです。

私の旅行の歴史は古く、親と一緒ではなく独自で旅行に行ったのは中学2年のときです。友人と連れ立って青春18切符で高知から奈良や鈴鹿サーキットまで行ったのが始まりです。高校時代には登山をやっていたのですが、脱日常という意味では登山も旅行の一種です。そのため大学に入ってからも、友人とはよくドライブにいきます。また一日程度の登山ならやはり気の向いたときに友達と行っています(写真、栃木那須岳)。年をとってお金に余裕が出てきたら、本格的に登山を再開してもいいと思ってはいますが、今は無理ですね。

私は思いつきで行動することが多く、そのため周りの人々にはいつも迷惑をかけているのですが、それでも付き合ってくれる友達には感謝しています。旅行は一人なら一人なりに自由に行動できるよさがあるし、みんなで行けば馬鹿にはしゃぐこともできて楽しい。どちらも私にとって大事です。どんな形であれ、これからも旅行を楽しんでいきたいと思っています。

走行距離ランキング

1日の走行距離のランキングです(場合によっては1日を越える。不眠で走った場合の最高記録ということ)。

BEST1 865km

ロ・マン耐久レース(2002/4/28)

BEST2 818.6km

300キロベルト:東福島3日目(2006/7/9)

BEST3 812.3km

300キロベルト:南信三河2日目(2006/11/19)

BEST4 807.1km

栃木国道完走コース(2005/7/18)

BEST5 789.8km 水郷コース(2004/7/4)

全国走破計画・中間報告

2007年3月で学生を卒業します。院も含め6年の学生生活でした。ツーリングに行ったのは2002年から2006年末まで丸5年間。その記録を中間報告としてまとめました。

@走行距離(2006年12月31日時点)

リトルカブは47429.7km、エイプ100は32577.6km。
合計で80007.3kmです。うちツーリング距離は62365km。

年度別では、00年、01年(カブのボアアップ以前)は合わせて約7000km。ツーリングを始めた 02年は約13000km、そして03年は約14000km、04年は約13000km、05年は約15000km、06年は約18000kmとなっています。

Aツーリングデータ

ロングツーリング10回、ミドルツーリング(2,3泊程度、300キロベルト含む)10回、ミニツーリング(日帰り)26回。ツーリング距離は62365km。47都道府県全てに赴きました。制覇地図はこちら。訪れた観光地は660ヶ所。撮った写真は4300枚。またバイク関連にかけた費用は約190万、うちツーリング費用は全部で約100万です。

最長距離のツーリングは2005年夏の九州四国ツーリングで5000.4km。いちばんお金がかかったのは2006年夏の沖縄ツーリングで約22万。不眠での最長走行距離は865km(2002年)。

ツーリングマップルと記録帳。ボロボロになりました・・・

B全県庁制覇

47都道府県の全県庁の写真を撮影しました。写真はこちら。もちろん原付ツーリングの過程で、です。他交通手段を用いたり、他の人に頼んだりはしていません。

2003/06/15の茨城県庁に始まり、2006/08/20の沖縄県庁の撮影を持って終了しました。

C国道走破

原付での全国道走破を目指しまして頑張りました。一覧はこちら。国道制覇を意識し始めたのは2004年頃です。全制覇はなりませんでしたが、これまでに全国道(約58800km、重複含む)の65%(38234km)を走りました。

国道完走した県は、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、滋賀県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、沖縄県の1都21県です。

D旅を終えて・・・

5年に渡るツーリングはもはや僕にとって青春の1ページどころではなく、100ページぐらいを占めています。たくさんの思い出があります。雨の日はもちろん、35度を越える猛暑の日、氷点下の日、台風の日も走りました。普通の舗装路があれば、オフロード、砂浜、狭道、廃道、雪道も。故障、事故もありました。旅先で途方にくれて地元の人に助けてもらったこともあります。

最初は楽しみで始めたツーリングも、いつしか修行と化し、自らに試練を課すことでハードな旅へと変貌していきました。そのうちに雨や極寒の中を走ることもいとわなくなり、むしろそんな自然との会話を楽しめるようになりました。不幸かなどうやら僕は楽して生きることができない性格のようです。今後の人生でたとえお金があろうが車を買おうが、それに値する苦労を課して、大いなる大冒険を続けていくだろうと思います。

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