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枝折峠:新潟・福島県境の国道352号、枝折峠〜奥只見湖畔はこの間まで二輪通行禁止でした。それがどうやら解除されたようなのです。どうせ二輪通行禁止だろうと行けるとこまで行こうとしたらガンガン行ってしまい、枝折峠(写真)を越えて奥只見湖の端、銀山平まで入ってしまいました。本来のコースから外れるので、そこから引き返すことにしたのですが、並行する奥只見シルバーラインは二輪通行止のまま。枝折峠はクネクネ道でしんどいのに・・・。しかも寒いし雨降るし最悪。初日は新潟の国道走破ばかりでしたが、ずっと雨で風も強いし気分は滅入りっぱなしでした。
中越地震の傷跡:2日目は天候も回復し薄曇り。この日も新潟の国道を走ります。そんな中、小千谷市の国道403号の山越え道は中越地震の被害がたくさんあって、あちこちで工事中。幸い通ることはできましたが、写真のような段差はまだ放置しっぱなし。地震の爪跡は深いです。山古志村は今回は通りませんでしたが、どうなっているんでしょうか。一日もはやく元の状態に戻ることを願ってやみません。
長野盆地の朝:3日目は長野に入ります。朝霧の覆う長野の盆地は幻想的な風景です。ここは国道117号長野市の近郊。3日目にしてようやく気持ちいい晴れの日がやってきました。初日、2日目はあまり観光もしなかったのですが、この日は2つのダムを見学するという大きな目的があります。この後雲ひとつ無い快晴となり、一面の青空は鬱積した僕の心を全て解放してくれました。本当に晴れて欲しい日に晴れるなんて(しかも快晴!)、そうそう滅多にあるもんじゃありません。感謝です。本当に感謝です!
高瀬ダム:一つ目のダムは高瀬ダム。北アルプスの深い谷にあります。ロックフィルダムとしては日本で一番高いダムで、高さは176m。全ダム中でも黒部ダムについで2番です。ロックフィルなだけあってさすがにボリュームがあります。とにかくデカイ。積んである石もデカイ。ダム提体にクネクネと道路が走っていて、そこを通って登ってきます。展望台からは北アルプスの主峰、槍ヶ岳も見えました。
ここは下流のテプコ館の見学ツアーに参加するか、タクシーに乗ってじゃないと来ることができません。僕はツアーで来ました。ツアーは予約制ですが、無料だしそれどころかアンケートに答えると500円の図書カードくれちゃいます。東電お金持ちです。
新高瀬川発電所:高瀬ダムは東電所有で純粋に発電用のダムです。高瀬ダムと新高瀬川発電所は1979年に完成しましたが、これが揚水発電機能を備えた、4つの水車あわせて128万kWの巨大水力発電所。ピンと来ないかもしれませんが、128万kWは最新型原発1基分とほぼ同じ。水力ってせいぜい10万kWぐらいだと思ってましたから、これはビックリです。
揚水発電とは、電気を使わないときに下流の水を上流に押し上げて、電気が必要なときに上流から流して発電するという、一種の巨大な蓄電池です。東京の夏はこの揚水発電によって相当量の電力がまかなわれているということ(なんせ始動後わずか5分で発電できるらしい)。たかが水力とあなどれません。見直しました。ちなみに写真はダムの水が流れてくるぶっとい鉄管。水車のシャフトも見ることができました。シャフトが見られるのも水力ならではですね。
黒部ダム:同じく発電用のダムですがこちらは関西電力の所有。美しいアーチダムで高さ186mはもちろん日本一。有名なこの観光放水は度肝を抜かれる素晴らしさです。ダムの上から覗くと、なんと上昇気流で水しぶきがかかるんですよ!天気もいいしこれほど満足したことも多くありません。来てよかった。
このダム、人多いしバス代高いし、観光収入は凄そうです。さすがに関電ガメツイ。でも、「苦労して作ったんだ」的なのばかりアピールしていて、肝心の発電機能については「今は原子力の時代」なんて言っててダムが可哀想。原発がこれほど普及した今、揚水発電できてこそダムの有効利用といえそうなものですが、黒部ダムは総発電量33.5万kWで揚水機能なし。改良に投資する気はないんでしょうかね。
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